LADY戦記

「機動戦士ガンダム0083カードビルダー」と「戦場の絆」中心のガンダム系なんでも日記ですよぉ~!!!ガンダムオリジナル小説とかコスプレもあるよぉ~☆ 私は…ジャック・ベアードと添い遂げるっ!!

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LADYの一年戦争記  第12話

ガンダム展のお土産プレゼントは締め切りました☆
当選者 クサカさん・☆TERRY☆さん です!!
で、ガンダム展の記事のレスにメアドの載せておくので
ご一報くださいませ

で!!小説の12話です
最近小説の進み具合が遅くなってきてしまったのですが、
ストーリーが佳境に入ってきたために、
「ああでもない」「こうでもない」と考えながら書いてるので
時間がかかっちゃうんですよね。
サボってるわけではないんですよ、断じて…(苦笑)
結構、たくさんの方が読んで楽しみにしてて下さっているので
妥協したくないんです。
まだ少し続きますが、絶対最後まで書ききりますので、よろしくお願いします☆
今回は戦闘シーンもありまして、
相変わらずクリムゾン氏にお世話になりました(土下座)
毎度毎度の事ですが、ありがとうございます☆

では12話です、どうぞ


「て…敵襲っ!!」
「あれはっ!?」
駐屯地内に衝撃が走った。

「『赤い彗星』だとっ!?」

迎撃に出たジムが撃破される。
ジオンの急襲、その中に我々は赤いMS…ザクを発見した。
パニックに陥る下士官達。
しかし私はそのMSの動きに違和感を感じていた。

─ 違う…!? ─

機体は本物なのだろう。
エース機を見事に操っている、そのパイロットもおそらく一流の腕前…
しかし、その機体からルウムで感じ取ったプレッシャーは無い。
私は確信した。

「あれは赤い彗星ではないっ!!」

視線がいっせいにこちらに集まる。
みな一様におびえた顔をしていた。
もともと、各部隊の補給兼休養地点として民間の飛行場を接収し、
急ごしらえで作られた駐屯地だ。
ここに所属している彼らは戦闘に慣れてはいない。
しかし、現に目の前には敵がいるのだ。
生き抜くためには戦うしかない。

「とにかく、敵は少数、臆してどうするか!!」

活を入れるように声を荒げる。
はっ!!と敬礼を残し、彼らは持ち場に散った。

あちこちで爆音が響く。


私はまだ痛みの残る腹部に手を当てた。


(あそこか…)
リドは愛機の肩に背負ったキャノン砲の照準を合わせる。
相手はこちらに気がついていない…
陸戦型ガンダムは格納庫の天井をやぶり、脱走を試みようとしていた
僚機と思しきグフがガンダムに向かって手を差し伸べる

(行かせてたまるか!!)

と、キャノン砲を放った。
それは彼らに向かって弧を描くように飛んでいく。
次の瞬間…

ドォーン!!

爆音と共に、グフが倒れこむのが見えた。
「クルツ!!」
無線から声が聞こえる
…カンザキの声だった。

─ 無愛想で少し頑固な奴 ─

連邦軍にいた頃のカンザキ…いやユキヤ・ミナカワはそんな男だった。
女性にも興味を示さないし、冗談の一つも言わない
他の連中から見ればとっつきにくい人間だったのだろうが
ただ単に『感情を上手く表に出せない不器用な人間』
そう、リドは思っていた。
少なくてもレディと出会うまでの彼はそんな男だった。

「また彼女から逃げるのか?」
そうガンダムに向かって問いかける。
返事は…無い。
「強い女だったよな。全然弱音吐かねぇ、大した奴だと思ってた…でもなっ!!」
荒げた声がにわかに震える。
「涙を見せやがったんだ、あいつ…」
自分たちを裏切ったカンザキを許せなかった。
それと同時に、彼の正体を見抜けなかった自分も許せなかった。
(俺がもっと早くに気がついていれば…)
しかし、いまさら後悔しても仕方が無い。

「あいつもお前も…俺だってこのままじゃ苦しい…だから…」
モニターに浮かぶガンダム。
そのコクピットにいるかつての親友に向かって彼は叫んだ
「ここで終わらせてやるっ!!」
ガンダム…いや、カンザキに再び照準を合わせ、キャノン砲を撃つ。
着弾寸前で、彼はそれを避けた。
弾は駐屯地内の倉庫にあたり、爆風と共に砂埃混じりの煙幕がガンダムを包む。
『くそっ!!』
カンザキは一瞬何も見えなくなった。
戦闘中、視界が無くなるのは非常に危険だ。
彼は神経を研ぎ澄ませ、敵の位置を読む

─ !! ─

前方から感じる、危険な気配。
それを避けるように機体を後退させる。
その瞬間、煙幕の中からジム・キャノンの拳が
こちらにむかって突き出されているのが見えた。
(その機体で格闘戦とはな)
おまえらしいな…とカンザキは苦笑した。

(外したかっ!!)
まずい…と冷や汗がでる。
爆煙にまぎれて接近し、コクピットを粉砕しようと考えていたが
あっけなく失敗に終わってしまった。
自信はあった、しかし…
(相変わらず感のいい奴だぜ)
リドはちっと舌打ちをした。

『悪いが…ここで死ぬわけにはいかない』
ガンダムが背中のランドセルからビームサーベルを引き抜いた。
そしてガンダムは大地を蹴る!!
無駄の無いその動きで、一瞬の隙に間合いをつめる。
(…っ!!)
その速さにリドは追いつけなかった。
ビームサーベルが、漆黒のジム・キャノンの右腕をキャノン砲ごと切り落とす。
「なにっ!?」
バランスを崩し、黒い死神は片膝をついた。
分かりきった事ではあったが、ジム・キャノンの機動力ではガンダムの動きについていけるはずがない。
相手がいかに、機体に不慣れとはいえ…
(このままじゃ、俺がやられちまう)
そんな焦燥感が彼を支配した。

と、ガンダムの姿が視界から消える!!

『クルツの仇…取らせてもらうぞ』

カンザキの声が聞こえ、背後に影が見える

(しまったっ!!!)

慌てて回頭しようとするが…ジム・キャノンは反応を示さない!!
─ 俺もここまでか!? ─
祈るように彼は双眸を瞑った。

「ウォルフ少佐っ!!」

不意に若い張りのある声が耳に飛び込んできた。
慌てて目を開けると、そこにはガンダムの攻撃をシールドで防ぐジムの姿。
その左肩のパーソナルマークが
ジャック・ベアード少尉専用機であることを示していた。
「ここは僕にまかせて、下がってくださいっ」

「ベアード少尉!?無茶だ、お前にはまだ…!!」

そう、彼にかなう相手ではない。
「分かっています、でも…」
それはジャック自身が一番良く分かっていた
今までに2回交戦。
一度たりと彼に一矢に悔いる事が出来ていない。
「でも、僕だってこれ以上司令の悲しい顔を見るのは嫌なんです!!」

─ 守ってみせます ─
ジャックはグラスフォード大尉にそう約束した。
約束と言うのは相手がどう思っているかよりも
自分がどこまでやり遂げれるか…
そこが一番大事なんだ…と、アダム曹長が教えてくれた。

「あなたはまだ、司令を苦しませるんですかっ!!」
『なにっ!?』
カンザキの声が少し震えた様に感じた。
「あの人はまだ…」
ジャックの脳裏に悲しそうに微笑むレディの顔が浮かぶ。
眼前のガンダムをにらみつけた。
「まだあなたを思っているのに!!」
『判った様な口を利くな!!』
ガンダムはジムに向かってビームサーベルを振りかざす。
しかしその動きはスローモーションの様にゆっくりと…
そう、そんな風にジャックの目には映った。
右側から振り下ろされるビームサーベルをひらりと舞う様にかわす。
その背後を取るとビームスプレーガンを突きつけた。
『なっ…?!』
あざやかなジムの動きに、カンザキは驚きを隠せなかった。
ジャックの動きが勝っているのでは無い。
カンザキ自身の動きが鈍っているのだ。
それにさえ、今のカンザキは気付かない。
しかし、ジャックはその理由がわかった。
あれだけバザーク大佐が尋問しても、冷静だった彼が、
レディの事ではこんなに動揺するなんて…

(この人は…)

「…何故、本当の事を言えないんですか…?」
ジャックの言葉に、カンザキの指がぴくり、と反応した。
『本当の事…?』
少しでも動けば、ジムにコクピットごと撃ち抜かれる。
その事は十分に判っているのだろう。
ガンダムに動きは無い。

空気が凝縮していく様な重苦しさが、ジムとガンダムを包んでいく。
ジャックの額にジワリと汗が浮かび上がり、流れた。

『言えれば…』

かすれたカンザキの声が耳に届く。
『言えれば、俺たちは幸せになれるっていうのか?』
自嘲気味な声。
その答えが『否』であることはどう考えても明白だった
「で、でもそれじゃ司令とあなたは…!!」

「ベアード少尉、後ろっ!!」

ジャックの問いかけはリドの叫び声によってかき消された。
(えっ?!)
しかし振るかえる間もなく衝撃がジャックを襲う。

「うわぁぁぁっ!!!」

体中がしびれたように、軽く痙攣する。
先刻、ジム・キャノンの砲撃を受けたサンドイエローのグフ。
そのヒートロッドがにわかにジムを襲った。

「ふっ…俺、まだ死んじゃいないんがだな…」
グフのパイロット、トーマス・クルツがつぶやいた。
しかし、無防備な状態でキャノン砲の直撃を受けた時は、
正直自分でももう駄目だと思った。
(へへ…神様っていう奴はまだ俺に味方してくれるようだ)
そう、グフは奇跡的に動いたのだ。

「おいカンザキ、行くぜっ!!」
その言葉に導かれるようにガンダムが後退していく。

「ま、待てっ!!」

駆動系に支障が出たのだろうか、ジムは動かない。
彼らを追うことが…出来なかった

─ 言えれば俺たちは幸せになれるっていうのか? ─

カンザキの言葉が頭の中で連呼する。

(間違いない。あの人はまだ司令を…)
胸が苦しくなる。

「くそっ!!」

ジャックは思わずモニターを殴りつけた。


─ 続く ─
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ジャック君の「うわぁぁぁっ!!!」 ってセリフ。
実戦でなんども聞かされたからなのか、
頭の中でまんまの声で再生されましたよw

とうとうユキヤの秘密が明かされそうですね。
やっぱり彼の本心はいつまでも…
幸せになれるといいですねっ(>_<)b

どうやらユキヤさんは根っからの悪人ではなかったようですね。よかったよかった^^
それにしても、ジャックの描写に作者の愛をひしひしと感じるんですがw
ジャックたんは幸せになれるのかなあ…(違

続き、楽しみにしてます!

  • 19/06/2006
  • わんこ ♦SFo5/nok
  • URL
  • 編集 ]

サクラさん>
ジャックの悲鳴は、自分も書いてて頭の中でリアルに再生しましたヨ(笑)
つかGANDAM THE RIDEの中ではひたすら叫んでばかりのジャックタイチョー。
悲鳴は彼のトレードマークです(笑)
ユキヤ君とレディねぇ…これからどうなるんでしょ?(オィ!!

わんこさん>
>ジャックの描写に作者の愛をひしひしと感じるんですがw
あまり意識しないように書いてるんですが、
どうやらジャックへの愛情が深いらしく、
文面に出てしまっているようですね(苦笑)
感じ取っていただけて嬉しいですよん☆

ユキヤ君は本当は優しい良い人なんですヨ
リドの言うとおり、「感情を上手く表現できない不器用な人」なんです☆

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