LADY戦記

「機動戦士ガンダム0083カードビルダー」と「戦場の絆」中心のガンダム系なんでも日記ですよぉ~!!!ガンダムオリジナル小説とかコスプレもあるよぉ~☆ 私は…ジャック・ベアードと添い遂げるっ!!

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戦場の女神 ~ミネルヴァ~  第2話

1話掲載からもう4ヶ月たってしまいました(汗)
もう、1話忘れちゃったよ~!!

という方はこちらへどうぞ☆→バックナンバー





『ALICE SYSTEM?』
ミリアは思わず聞き返した。
『ああ、そうだ。この機体は性能がいいだけではない』
名前は…何と言ったか忘れてしまったが、
開発部のお偉い博士が自慢気に答えた。
『特殊なモビルスーツの基本運動制御プログラムが実装されている』
えっと…とミリアは軽く頭を抱えた
さっきからそうなのだが…この博士、早口で一気にしゃべる傾向がある。
『人間は物事を成す時には必ず脳に反応が起こる。たとえば「立つ」というのを想像すると
実際動いていなくても脳の運動野に反応が起こるのだ。それで…』
まくし立てるように話し続ける。
『その反応を専用のヘルメットで拾い上げ、機体の運動制御に生かそうというわけだ』
もっとゆっくり話してくれれば良いのに…と心中で悪態をつく。
『えっと、つまり…』
『考えた通りに機体が動くということだ』
『なるほど』

こいつで大丈夫なのか?という彼の視線は敢えて無視する。

『その他にもこの機体には今までの物にはない機能がある。頼んだぞ、中尉』
博士はため息をつきながら分厚い資料をミリアに渡した。








そして…彼女は雨が降りしきる戦場にいた。


『ALICE SYSTEM Ver.0.18β』

陸戦型ガンダムのコンソールに、文字が浮かび上がった


この機体にのみ装備された実験的なシステム。
ミリアはコントロール用の特殊なヘルメットを被る。

─ まだ実験的な物である為、あくまで基本制御の補助にしか使えない ─

博士の言葉が脳裏を掠める。

フィードバックで一瞬眩暈を覚える。
『立ち上がる』事をイメージしながら、ペダルとスティックを操作する。
教育型コンピュータが一連の動作を記憶していく。
次からは、イメージするだけで機体は立ち上がる筈だ。

はじめてみる外の世界、はじめてみる敵…

それに慄くように機体が少し振動した。

「大丈夫…あなた一人じゃないから…」

子供をあやすように機体に話しかけた。
ロールアウトされたばかりの機体は赤ん坊と同じ…
テストパイロット経験者のミリアにはそれをよく理解していた。





完全に立ち上がった陸戦型ガンダムの瞳が、緑色の光を放つ。




ミノフスキー下ではレーダーは利かない。
目視できる範囲に敵機…ザクが2機。

「銀…狼…?」

部隊のマークなのだろう、肩のシールドに狼がモチーフのエンブレムが入っていた。
銀色に輝くそれを見てミリアは思わずつぶやいた。


そのうちの一機のモノアイと視線が合う。

次の瞬間ザクはマシンガンを放った
しかしその弾道は不正確だ。
見慣れない機体を前に思わずトリガーを引いてしまった…そんな感じを受ける。


「なら…!!」


と、ミリアはペダルを踏み込んだ
それよりも早く機体が反応したように感じた。

腕に装備されている小型の盾で相手に殴りかかる。
相手は機体を一気に後退させ、間一髪でそれを避けた。

「ちっ…」

舌打ちをしながらも、彼女の口には笑みがこぼれている


(やるじゃない!!)


ミリアという女性の性格だった。
決して攻撃的な性格という訳ではないが、戦いを楽しんでいるような傾向がある。
自らの力に余程自信があるのか、または極度の楽観的な性格の持ち主なのか…

どれにしろ、彼女は戦場で華麗に舞い勝利をもたらしてきた。

ギリシャ神話に登場する戦の女神 ─ ミネルヴァ ─

いつしか彼女はそう呼ばれるようになっていた。



別の方向からマシンガンが飛んでくる。
もう一機のザクが放ったものだった。
彼女は冷静に小型シールドでそれを受けとめる。


鈍い衝撃音が機体に響いた。


反撃は無意識だった。
胸部にしこまれたバルカン砲を放つ。
それはザクが手にしていたマシンガンを直撃。
音を立てて誘爆するその衝撃で、相手がよろめく。


この機体を庇うように、最初仕掛けて来たほうのザクが割りこんできた。
2機の間でどんなやり取りがされているのかは分からない。
しかし、彼らがしっかりと統制の取れた部隊である事は確かだ。


と…!!
そのうちの一機が、手にした盾から剣のような武器…ヒート剣を取り出したのが見えた。

─ 接近戦用の武器!?─

そう判断するや、ミリアは足元に装備されたある武器を取り出した。
機体がそう動く様にイメージする事も忘れない。
自分のイメージする動き一つ一つが機体の記憶に刻まれていく。


そして陸戦型ガンダムが手にした物…

ビームサーベル

連邦お得意のビーム兵器である。
それを見た相手が一瞬躊躇したのが分かった。

しかし…

ザクは地を蹴り間合いを詰めてきた。
ヒート剣を一閃する!!
陸戦型ガンダムの盾はその衝撃に耐えきれず粉砕した。

「くそっ!! 」

再びヒート剣をかざして斬りかかってくる。
先ほどまでの様子伺い的な攻撃とは違う。

奴は…本気だ!!


─ しまった…!! ─



戦の女神の化身と詠われた女性エ-スパイロットと、最新型のMS…
この最強コンビの最大の弱点が敵にばれてしまったのだ。


それは…ミリアがこの機体にまだ不慣れであるという事。


どんな良い機体でも乗りこなせないと意味が無いのだ。
しかも、初陣で機体そのものの動きが鈍い。

この戦いが始めての実戦であるこのコンビにとって、
これは唯一の…かつ最大の弱点であった。

相手はかなりの腕前のパイロットなのだろう。
その戦いぶりからして好戦的な性格である事もうかがえる。
しかも同じレベルの腕前のパイロットが駆るザクがもう一機…


─ このままでは…やられる ─

ミリアの眉間に皺が寄った。



『この機体は、出力を安定させるためにリミッターがつけてある』



ふと、脳裏に博士の声が響いた。


『こいつはRX-78の開発段階で出来た規格落ちのパーツを利用して出来た機体だ。
といっても元が元だけに機体の性能はRX-78-2とさほど変わらん。しかし…』
『しかし…どうしたんですか?』
『ああ、そのパーツの性能がまちまちでな…出力が安定しないのだ。それでリミッターをつけて少し低めに設定することで安定させてある』


任意で解除できるがその状態は機体やパイロットに負担がかかるとも博士が言っていた。


そして博士はその状態をこう呼んでいた


『MAXモード』と…




─ 一気にケリをつける!! ─



ミリアはコンソールパネルにあるボタンに手をかけた



と…!!



「くっ!!!」


ひどい頭痛が彼女を襲った。
その苦痛のあまり、思わず悲鳴が漏れる。

彼女が痛みから開放された時、斬りかかろうとするザクが迫っていた。


ガンダムは紙一重でそれをかわす。

よろめき隙を見せた相手に、こちらから攻撃を仕掛けた。
ビームサーベルの赤い光がザクの左腕を引き飛ばす。

次の瞬間、他方向から攻撃を受ける

「もう…鬱陶しいわねっ!!」

マシンガンの弾をよけながら、ミリアは悪態をついた。

敵の数を減らした方がいい

「ならばっ!!」

斬りかかったザクの機体が音をたてて揺らぐ
ガンダムが振りかざしたビームサーベルがザクの弱点…動力パイプを切り裂いたのだ。





その動きの良さ、性能の良さにミリアは舌を巻いた。
この『MAXモード』では機体の性能が十二分に発揮される。
おまけに相手や自分の動きをしっかりと教育型コンピューターが記憶していく。


─ すごい…この子は常に進化している!! ─


しかし…


この時ミリアは違和感を感じていた

今動かしているのは機体のマニピュレーターなのか自分の手なのか…
実際に動いているのが自分の足なのか、陸戦型ガンダムの物なのか…

─ この感覚は…一体?! ─

違和感は不安に変わっていく。

─ 何かがおかしい!! ─






その時…!!

アラーム音が鳴り響いた。


─ えっ?! ─

次の瞬間、大きな衝撃が機体を包む。

声も上げる事もできず、ミリアは意識を失い…

機体は廃墟と化したビルに激突した。



 

─ 続く ─





何故、ザクがグフシーを持ってるの?とかは、
ジオン編の製作者のクリムゾンさんのブログでお確かめください☆

今回の作品はGCBでも絆主体でもない話です。


ただね思ったのは…

ミリアみたいに陸ガン乗りこなせたらいいなぁ~(>_<)
ジャック中将は陸ガン乗らせると地雷度がアップ!!
ただ、将官になった以上、嫌がってもいられないので目下練習中であります。
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この記事へのコメント

もしや・・・

もしや、ALICE SYSTEMとはあれですか?あのスペリオル・・・おっと作者以外がネタばれしちゃったら元もこもない。
とにかく、先が楽しみです。

  • 08/10/2007
  • 甲鬼 ♦-
  • URL
  • 編集 ]
NoTitle

>甲鬼さん
いやいや、ガンダム好きならその辺は知ってる人は珍しくないので、
隠すつもりはありません。
むしろ突っ込んでくれてありがとうございます。
仰る通り、ALICE SYSTEMはSガンダム搭載のアレを
モチーフとしています。
だけど、Windows3.0とWindows VISTAがまるで別モノの様に、
中身やコンセプトは全く別モノです。
時代で7年間違っていますからね。

ですからまぁ、それほど意味がある伏線ではありません。
お遊び程度のものだと思っていただければw

私がしゃしゃり出てきたのは、ALICEの存在をLADYさんに吹き込んだのが
私だからでありますw
今回は前作と違い、キャラの交流が少ない為、
その辺の設定や戦闘シーンの共通化で、
コラボとして成立している訳です。


  • 09/10/2007
  • クリムゾン ♦zVpgn9mk
  • URL
  • 編集 ]
はじめまして!

クリムゾンさんのところでコメント頂いて調子に乗って参上しました!

実はブログ全部読んでます、マチルダさんになったりだとか最高ですな!
小説楽しみに待ってます、個人的には
軍事のジオンサイド
人物の連邦サイド
と思って読まさせて頂いてます。


レディとユキヤの幸せな姿を望む、隠れレディファンです。
長々とすみませんでした。

  • 10/10/2007
  • ガウリイ ♦MgXvyZ2Y
  • URL
  • 編集 ]
NoTitle

甲鬼 さん>
下記でクリムゾンさんが解説してくださってるとおりです☆
これぞコラボの強み!!
まぁ、私がたよりっぱなしっていう話もありますどね(汗)

クリムゾンさん>
解説ありがとうございます。
こういう部分は本当に頼らないとぜんぜん知識足りなくて…
毎回感謝×2です☆

ガウリイさん>
こちらでははじめましてですね☆
『軍事のジオンサイド ・人物の連邦サイド』という見方ですがまさにそのとおりです !!
実際、前作掲載時に「戦闘シーン担当のクリムゾンさん。自分は人間ドキュメント担当」と書いた事があります。
戦闘シーンは書いてて難しいんですよぉ~(>_<)

レディとユキヤの事、今でも覚えて下さってて非常にうれしいです☆

  • 11/10/2007
  • LADY ♦-
  • URL
  • 編集 ]
NoTitle

やった!!
2話目だっ一気読みしたら早く続きが読みたくて仕方ないww
コメはたまだけどちょいちょい覗いてますよん

  • 13/10/2007
  • バーニィ ♦-
  • URL
  • 編集 ]
NoTitle

バーニィさん>
久々だったんで、自分でも1話読み返してから2話を書きました(汗)
続きがんばりますよ~
実は…すごい展開が待ってるんです☆

  • 13/10/2007
  • LADY ♦-
  • URL
  • 編集 ]
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