LADY戦記

「機動戦士ガンダム0083カードビルダー」と「戦場の絆」中心のガンダム系なんでも日記ですよぉ~!!!ガンダムオリジナル小説とかコスプレもあるよぉ~☆ 私は…ジャック・ベアードと添い遂げるっ!!

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LADYの一年戦争記 第6話

はい、なんと6話ですヨ。
がんばって書いてるな~自分と自画自賛。
内容はともかく続いていることに関心です(笑)
皆さんの感想とか凄く書く気になる原動力になります。
ま、設定と違うところは多めに見てやってくださいね、あくまでIFですので…

PS2ゲームの「機動戦士ガンダム・クライマックスU.C.」を買ったんですが、
これのオープニングが非常にかっこよくて、エンドレスで流しながら
6話を執筆いたしました(笑)
ま、ガンダム・クライマックスU.C.の話は、また別の日にしましょうかネ。

では「ルウム戦役・後編」どうぞ。
サイド5宙域はすでに戦場と化していた。
私達は旗艦「アナンケ」を守る様に何機かの編成で、艦を取り囲む。
コクピットから両軍の交戦の光が見えた。
光が交錯するたびに艦が沈み、人が死ぬ…
ここが紛れも無く戦場であるという証

当初は艦隊戦だった。
ジオンのチベ級やムサイ級の巡洋艦とこちらのマゼラン級、サラミス級の戦い。
数では大いに連邦軍の方が勝っている。
だれもが連邦の勝利を信じていた。

私達もほとんど出番が無いまま、半時ほど時間がたった。

不意に3時方向から、なにか気配を感じる。
大きな影が迫ってくるような…プレッシャー!!
体中から冷や汗がでて、心臓の鼓動が早くなる。

─ なんなの、これはっ!! ─

心中で叫び、トリアーエズの機体をそちらに向ける。
赤いモビルスーツの一つ目が確実にこちらを捉えていた。
「隊長!!3時方向から敵襲っ!!」
出撃前に映像でみた、あのモビルスーツ。
本能が危険だと教えた機体の出現に私は驚愕した。
『レディ、リド、俺から離れるなよ』
ユキヤから通信が入る。
『でも、それじゃ敵から狙い撃ちされやすくないか?』
リドの言葉はもっともな話だった。
『いいから言うことを聞くんだ、生き残りたかったらな!!』
─ えっ…?!─
珍しく声を荒げるユキヤに不安を抱いたが、私はすぐに了解と返事する。

モビルスーツは他に数機の色違いを引き連れていた。
色と…デザインが若干違うのは、赤いのがいわゆる隊長機というやつなのだろう。
それよりも私達が驚いたのはその速度だった
「こ、こいつ、なんて速いっ!」
あっと言う間に至近距離に近づく。
こちらに向かってマシンガンを放つ。間髪あけずに、トリアーエズが数機爆発した。
『うわぁぁっ!!』
味方パイロットの最期の叫び声が頭に響く。
赤い機体が戦闘機の爆発の光を受けて、より赤く輝いた。
まるで鬼か悪魔か…そんな人外の物を前にした我等は成す術もなく、次々と撃ち落とされていく。
「くそっ!!よくも…!!」
私は前に出た。
それに気がついたのか、赤いモビルスーツは腰の辺りから斧のような物を取り出し、こちらに向けて速度を上げる。
「接近戦用の武器?!」
相手のモビルスーツ、いやそのパイロットから感じるプレッシャーが大きすぎて体が強張る。
「そんな物、女性に向けて振りまわすなんて、関心しないわねっ!!」
恐怖を振りきるように声を荒げ、操縦桿をにぎる手に力をいれた。
斧が振り下ろされる!!

─ 右から!!─
そう感じ、機体を左に反らせる。
間一髪、攻撃がはずれた。
それが意外だったらしく、モビルスーツの動きが鈍くなる。

『レディ、下がれっ!!』
ユキヤが叫び、私と赤い奴との間に入り込んだ。
モビルスーツとトリアーエズが対峙する…!!
一瞬時が止まったような気がした。

赤い一つ目がユキヤ機をじっと見つめる。
─ このままだとやられる!!─
誰もがそう思った時だった。
急に、モビルスーツは踵を返し、ものすごい速度で戦場の光の中に消えていった。

「撤退した?!」
私は目を疑った。この状況下で…私達は見逃されたのだろうか?
『なんで攻撃してこないんだ?』
リドの訝しげな声が聞こえた。

『2人とも聞こえるか?』
なんでだろう、ユキヤの声がいつもと違う気がする。
いや、戦闘中だから当たり前なんだろうが…まるで別人のような感じがするのだ。
「はい」
赤いモビルスーツの恐怖は退いたものの、依然敵の攻撃は緩まない。
私は簡潔に答えた。
『お前達はここで敵を防げ。ただし無理はするな』
『隊長は?』
『俺はアナンケに戻ってレビル将軍の脱出を手伝ってくる』
そう言うとトリアーエズが一機、隊列から外れた。

とにかく戦場は混乱していた。
すでにアナンケは総員退避命令が出ており、旗艦の役目を果たせていない。
連邦軍の艦隊は、公国軍のモビルスーツにより壊滅に近い状態だった。
こちらの負けはもう必至だが…
『敵を防げって、ユキヤの奴、簡単に言ってくれるけどなっ!!』
リドの攻撃が敵の動きを封じる。
指先を壊され、その手からマシンガンが落ちた。
なるほど、モビルスーツを撃破しなくても少しでも戦闘の術を奪っていけばいい。
こちらの戦力ではそれが精一杯の抵抗だった。
しかし数が多すぎる。
早くしないと、機関砲の弾が切れてしまう。
そうなったらもうこちらに抗う力は無い!!
「ユキヤ、早く…」
祈るようにつぶやいた。

『リド、レディ!!』
不意にユキヤの声が私達を呼ぶ。
「隊長!!」
戦況はかなり深刻な状況だった。
すでにほとんどのトリアーエズとの交信が出来なくなっていた。
残っているのはわずか数機…
『今から将軍の乗ったランチがでる。お前達は残っている連中と一緒に退路を確保しろ』
淡々とした事務的な口調で彼が命じる。
その言葉どおり、すぐに数機の脱出艇が出てきた。
私はその後にすぐ続くであろうトリアーエズの姿を待つ。
ユキヤがのっているはずの機体…
しかし、一向にその機影は見えない。
その間にもアナンケにはモビルスーツによる攻撃が続いていた。
「ユキヤ、早く!!もう艦が、もう持たないわ!!」
無意識に艦に近づこうとする。
『レディ、そこから離れろっ!!』
3機編成の黒いモビルスーツがとどめと言わんばかりに
アナンケにむかってバズーカーを乱射する。

1月16日 午前3時10分
アナンケは轟音とともに光に包まれた…


『…かっ!!グラスフォード少尉!!返事しろ、レディっ!!』
…リドの声だろうか…そんなに怒鳴らなくても聞こえてる…
でも返事することは出来なかった。
アナンケの爆発を至近距離で受けた為、衝撃で気を失っていたらしい。
おまけに操縦桿で胸部を打ったようでひどく痛み、声が出せない。
機体のコントロールはまったく利かないが、生命維持装置と通信はなんとか生きているようだった。
が…そんなことはどうでも良かった。
私は目前の艦の残骸をただぼーっと眺める事しかできなかった。
─ ユキヤ ─
無意識に彼の名をつぶやく。
胸が痛い…肉体的な痛さではない。
これはきっと心の痛み…
無論、彼から返事が返ってくることは無かった…


後日、この戦闘での被害報告書がまとめられた

損失
マゼラン級戦艦・38隻
サラミス級戦艦・139隻
コロンブス級輸送艦、他・82隻

そして…
戦闘機トリアーエズ・帰還、数機のみ

死者の数は多数に及び、正式に発表されることは無かった。
この中には父とユキヤが含まれていた事は…言うまでも無い…


連邦軍の医療施設。
病室の窓を大きく開放している為、風に乗りうす桃色の花びらが時折室内に舞い降りる。

ルウムから2ヶ月半後…
宇宙から帰還した私は母の故郷、日本にあるこの医療施設で養生していた。
母方の祖父はよく生きて帰ってきたと言って、やさしく抱きしめてくれ、
母の面影がある祖母はなにも言わずに、私の手を握って泣いていた。

『少尉、そろそろ軍に戻ってくる気はないか?』
モニター越しにレビル将軍が言った。
将軍自信もあの後敵の捕虜になり、かなり大変な目に会われたそうだ。
私の体の傷はすでに癒えていた。肋骨にひびが入っていたらしいが…
問題は気持ち…だった。
目の前でアナンケは沈んだのだ…彼らの死をいまさら否定する気は無い。
しかし、心に大きく開いた穴を埋めることが出来ず…悩んでいた。
─ グラスフォード少将は艦に残った ─
将軍はそう教えてくださった。
父らしい最期じゃないかと自分に言い聞かせてみる。
『君に任せたい部隊がある。その気があるなら早く退院してきたまえ』
そういうと通信は途絶えた。

…ふわっ…

暖かい風がまた薄桃色の花びらを運んできた。
サクラという名前の花。
旧世紀、この国の軍人はこの花を特に愛でたらしい。
散り際が潔く美しい花を、自分達に置き換えて見ていたと…
「私にも潔く散る場所が必要かも…ね」
そう、誰に問う訳でもなくつぶやいた。


─ 続く ─
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こちらは

こちらはBGMはガンダムシングルコレクションですねw
GCBで使われている曲も沢山入っているのでテンション↑↑↑です。
08小隊のBGM集が欲しいなぁと真剣に考えている今日この頃。

こちらの話はちょっとペース落ちておりますがちゃんと続けておりますのでご安心を。
リアル生活も話の中もスケジュールがタイトすぎなのでありますw

  • 30/03/2006
  • クリムゾン ♦zVpgn9mk
  • URL
  • 編集 ]

サッカーの日本代表戦を見て来てテンション↑↑↑なクサカです。地元がばれます(笑)さらには明日に二か月離れていた相方と再会です。

話が進んで来ましたね~。過去がちらりと覗きこれからの展開が楽しみになります。ぜひ頑張って下さい!!

  • 30/03/2006
  • クサカ ♦4JcWZNxE
  • URL
  • 編集 ]

クリムゾンさん>
今、メールのお返事送りました~

小説執筆にBGMは必要ですよね☆
私は「今回のストーリーのイメージはこの曲」と決めてそれをエンドレスって感じです。
実は全体のイメージ、つまり「LADYの一年戦争記」のイメージの曲があって…
ガンダムSEED DESTINYの「焔の扉」という曲なんですよ。
歌詞がね、レディの心情と非常に良く似ているな~と。
ストーリー展開に悩んだらこの曲聞いてます。
08小隊、「嵐の中で輝いて」は出勤時に良く聞いてます。
この歌大好き~カラオケのおはこでもありますがね(笑)

クサカ さん>
最近ニュース以外のTV見てないな~と思うLADYです(汗)
あと初代ガンダムの再放送とか…(爆笑)
ミハルもウッディ大尉も死んじゃったしなぁ~この2人続けて死んじゃうんですね。久々にちゃんと見ると新たな発見があって面白いです。

そうなんですよ~レディにはこういう過去があるのです。
しばらくはこういう風に回想がよく入ると思いますヨ
徐々に明かされていくレディの過去…
じきに7話を掲載できると思います

なる

うん、こちらに追加の方がすっきりしますね。
グッジョブであります!

  • 10/04/2006
  • クリムゾン ♦zVpgn9mk
  • URL
  • 編集 ]
追加分

この追加分、草案の時はこのままだったのを
やっぱり外して掲載して、
7話書いてる時にレディの髪の色を書いた時に「半分日本人の血を引いてるのを書いて無いなぁ~」
というのにきが付いて慌てて追加しなおしたんですよ(苦笑)
ちょうどサクラの季節だし、タイムリーな感じかなと

  • 10/04/2006
  • LADY ♦-
  • URL
  • 編集 ]
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