LADY戦記

「機動戦士ガンダム0083カードビルダー」と「戦場の絆」中心のガンダム系なんでも日記ですよぉ~!!!ガンダムオリジナル小説とかコスプレもあるよぉ~☆ 私は…ジャック・ベアードと添い遂げるっ!!

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LADYの一年戦争記  第8話

なんと結構たくさんの方が「続き楽しみにしてます!!」といって下さっているこの小説。
そう言っていただくと非常に嬉しいです☆

んで1話から読み直して気がついた。
グラスフォード少尉、あんた一人言多いねぇ~(笑)

では8話です☆


「ここで拾っていただけるとは、本当に助かりました」
デン・バザーク大佐は不精髭を気にしながら言った。
単機で敵の尾行にでていた彼と無事に合流できたのは、11月に入ってからのことだった。
約3週間、非常食で生活していたせいか、少しやつれたような印象になっている。
「で、お体のほうはもういいのですか?」
彼の問いに軽く頷く。
「心配かけてすみませんでした。もう大丈夫です」
ひどく体中を打っていたが、内臓や骨に異常はなく1週間くらいで仕事に復帰することができた。
いつもながら自分の悪運の強さに関心する。
「ところでコンテナに新しいモビルスーツがありましたが…ガンダムタイプですか?あれは…」
「ええ、陸戦用のものよ。他の部隊にも配備させなきゃいけない関係で1機のみなのだけど、ベアード少尉とスティングレイ曹長はジムじゃなきゃ嫌だって言うんです」
まぁ、彼らのジムはカスタマイズされたもので、そこんじょそこらのジムとは訳が違う。
しかも今回の修理時にホワイトベース隊のガンダム『RX-78-2』の戦闘データを入れてもらうことが出来た。
そのことを知ったパイロットの2人は非常に上機嫌だった。
「それで、陸戦型ガンダムをあなたにお任せしようと思うんだけど?」
「お断りします」
きっぱりといわれて狼狽する。
「司令がお使いください」
大佐の口角が少し上を向く。
確かに私もモビルスーツを扱うことはできるけど…?
「司令は母艦で指揮をとるよりも前線で戦う方がお好きなようですから。なら戦闘機で出撃されるよりはそちらの方がまだ幾分か安全ですからな」
ううっ…面目ない…
痛いところを衝かれたもんだ。
私の表情をみた彼が珍しく声を上げて笑った。

「昇進…なされたのですね」
大佐がふと私の襟章に目を留めた。
それは少尉のものから大尉のものに変わっている。
「ええ、レビル将軍のご意向で…でもね、二階級特進なんて戦死したみたいで縁起でもないんですけど」
と苦笑してみせる。
慢性的な人材不足に悩まされている連邦軍の中で、このような昇進はそんなに珍しいことではなかった。
それに階級が上がったからといって仕事の内容が変わるわけでもない。
「司令!!」
張りのある、若い男性の声がとがめるように私を呼んだ。
振りかえると限りなく銀にちかい金髪が鮮やかな青年。
美青年と言っても過言ではないだろう。
そういえば年齢を聞いてなかったけど…ジャックと同じ位かしら?
「またそのような事をおっしゃって…」
目くじらをたてて怒りをあらわにする彼に対して私は微笑んだ。
軍人はいつも死と隣り合わせだ。
その覚悟が出来ていて当然なのだが、そうであるがために一般社会よりも「死」を口にする事を嫌がる傾向にあった。
「冗談よ、冗談。えっと…大佐にはまだ紹介できてなかったわね。先日配属された秘書官よ」
そう紹介された彼は緊張した面持ちで大佐と向き合った。
姿勢を正し、敬礼をする。
「マシュー・ランバート少尉であります!!」
「ああ、デン・バザーク大佐だ。司令はなかなかお転婆な方、大変だろうがよろしく頼む」
─ こらこらっ!!─
大佐の言葉に心中で叫ぶ。
今、確かお転婆って言ったわよね、彼…
「はい、スティングレイ曹長から聞いております。がんばります!!」
私は2人から視線を外して苦笑いをする。
この部隊のメンバーが私をどう思っているかが分かったような気がした。

「ところでマチルダ中尉は?」
バザーク大佐はいつも私の傍らにいるはずの彼女の姿を探した。
「中尉は元の任務に戻ったんですよ」
そうマチルダとの別れは急に…でも必然的に訪れた。
彼女はレビル将軍の命で元の任務…136連隊所属補給部隊に帰っていった。
ホワイトベース隊への補給任務を課せられたのだ。
一ヶ月弱と言う短い間だったが、彼女には大いに助けられたと思う。
そして今私達はマチルダの部隊を追いかけている。
マチルダ隊の護衛をしていた別部隊が敵と接触。
補給部隊とその物資を守る為にジオンの部隊を引き付けミデアの編隊からを離脱したという。
その為に追加で我々が派遣されることになったのだ。
─ 私達が到着するまで何もないといいんだけど… ─
ミデアのコクピットの大きな窓から遠方を望む。
無論マチルダ隊の機影を捉えることはまだ出来ないでいた。


「で、これが潜入の成果です」
自分用の休憩室兼執務室の小さな部屋で大佐から一つのメモリーを受け取った
さすが…と言うべきだろうか、その中にはかなりの量の情報が詰まっていた。
その中からモビルスーツの画像データを取り出す。

グフ…
鞭のような武器を搭載していたモビルスーツ。
スパイク状の突起が付いた肩のパーツといい、ヒトツメといいジオンらしいデザインの機体だ。
で、こいつが戦闘機にのって縦横無尽に戦場を駆け巡っていた。
あいてのパイロットの実力とも相俟って、アダム曹長はかなり振舞わされたようで悔しがっていた。
「あれ、良いアイデアですよね。うちも真似すればいいのに」
「その手の支援機の開発はすでに完了しているはずですが…」
なるほど、考えることは両軍同じって訳か。
─ マチルダが今、輸送中だったりして…ね ─
ふとそんな考えが脳裏をよぎる。
そしてもう一機…
「…ドム?」
「はい、この前交戦したのはプロトタイプでした。正式なドムはこれです」
若干デザインとカラーが違うが脚部が大きいというのは一緒だった。
というかこの紫と黒のカラーリングはどこかで見たことがあるのだが…
「黒い三連星、ルウム戦役時にレビル将軍を捕獲した彼らが地球に降りてきています…正直私も驚きでした」
黒い三連星…ルウムの時にアナンケに引導を渡した、父やユキヤの命を奪った奴等…
そうあの時彼らが乗っていた機体とドムは同じ色をしていた。
「プロトタイプより機体の性能は良いですし、パイロットの資質も三連星のほうが上でしょう。奴等と戦う事になれば…今の我が部隊では太刀打ちできませんな」
ふぅ…とため息が出る。
「出来れば遭遇したくはないものです」
そういい、ほかの資料にも目を通す。
その中に一つの画像データがあった。
ジオンの兵士達の食事風景…?

─ ?! ─

私は思わず手にしていたマグカップを落としてしまった。
スチール製のものであるため、割れはしなかったが、それは大きな音を立てて床に転がった。
体が強張る。
気持ちの悪い汗が背中を伝うのを感じた。
「ユキヤ…」
間違い無い、否、間違えるはずが無い。
そこに写っていたのはルウム戦役で死んだはずの…彼の姿だった。
「どうされました、司令!?」
大佐の声にふと我に返る。
床に豪快にカフェオレをこぼしてしまった。
「あ、ごめんなさい。うっかり手がすべっちゃって…」
そう、似てるだけの他人かもしれない。世の中に3人は良く似た人間がいるのだと…母に聞いたことがある。
しかし…私の勘がその可能性を否定した
─ 間違いない、彼はユキヤだ ─
胸の鼓動が急速に早くなる。
それを抑えるのには少し時間がかかった。


内線が鳴る。
私は資料から目を離した。
「どうした?」
どうやらコクピットかららしい。騒然としている雰囲気が伝わってくる。
『司令!!ジオンのギャロップの存在を確認、こちらに向かってきます!!』
と、マシューが叫ぶ。
「第一種戦闘配置!対モビルスーツ戦用意!!」
そう声張り上げながら私はとあることを感じていた。

─ 彼が来る ─

『総員第一種戦闘配置!!敵部隊接近中です!!』
復唱するマシューの声が警戒音と共にミデア艦内に響いた。


─ 続く ─
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この記事へのコメント

更新お疲れ様です。

ひゃ~、ドキドキしますぅ♪
今すぐに、続きが読みたいですっ!!
次回作、期待しています~☆

むむむ。死んだはずの彼がなぜジオンに?これは予想外の展開ですね~。次回が楽しみです。

今日はリドを初出撃させてきましたよ!いいですねリド!かなり好みですw今後は彼を隊長として育てたいな~と思ってしまいました。

今日も対人戦勝てず。オーパイマゼラ3機とかやめて欲しいなあ。おもしろくな~い。

  • 15/04/2006
  • わんこ ♦SFo5/nok
  • URL
  • 編集 ]

仕事中に1話から読み入ってしまった・・・。
いや~。マジかっこいいっす。
俺もネタじゃない文を書きたい。

続きを期待してますぜ~Ψ(`∇´)Ψ

サクラ さん>
いよいよね、この物語のいろんな秘密が出てきますよ。
クリムゾンさんといろいろ相談しながらストーリーは決まっていきます。
メールのやり取りのなかで名場面もいろいろ出来ていたりしてます。
早く公開できるように頑張ります!!

わんこさん>
うふふ、クリムゾンさんのブログ(リンクコーナーの一番上に貼ってあるサイトです)
ではこの話のジオンサイドのお話が書いています。
つまり「生きていた彼」が主人公なんですよ~☆

オートマゼラは数が多いほどうっとおしいですネ(泣)
私も嫌いです。

リド、カッコイイでしょ~!!絶対わんこさん好みだと思っていました(笑)
黒い死神の舞いを堪能してください~

ヴィセ さん>
1話から読むと、なんか文章のつたなさが明るみに…(汗

1話の頃からあったルウムで死んだ元恋人が本格的にでてきました~☆
次回は戦闘!!レディはどうなる?!

任せた♪

今回は戦闘シーンよろしくです。
こっちは後追いで書きますので(狩りかよ:w)

ではでは~

  • 17/04/2006
  • クリムゾン ♦zVpgn9mk
  • URL
  • 編集 ]
了解~

はいはい~
今書いてますよ!!
出来次第メールで送ります。
ちょっと時間くださいな

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