LADY戦記

「機動戦士ガンダム0083カードビルダー」と「戦場の絆」中心のガンダム系なんでも日記ですよぉ~!!!ガンダムオリジナル小説とかコスプレもあるよぉ~☆ 私は…ジャック・ベアードと添い遂げるっ!!

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LADYの一年戦争記  第11話

コスプレの衣装製作でしばらく頓挫していた小説です。
大体の形は出来ていたのですが…
やはり時間がかかりました。

意外と皆さんに読んでいただいているようで感謝×2です☆

そろそろ大詰め。
レディ大尉とその仲間、そしてアキラのその後は…??


整備されているガンダムとジムを眺めていた。
ホワイトベース隊を見送った後、我々はすぐに拠点であるこの基地に帰還した。
このまま例の部隊を追っても良かったのだが、
戦闘でガンダムもジムも整備が必要になってしまったし、
なにより、ジオンの捕虜を連れたまま…というのは好ましくない。

そう、いろんな意味で…

「司令は何のために連邦軍にいるのですか?」
傍らにいたジャックに、こう問われて私は少し狼狽した。

─ 何のために…?─

軍に入るのは昔から当たり前のことだと思っていた。
父のような軍人に…グラスフォード家の名を汚さぬような人物になるのだと
そう思って今までやってきた

「もう、ここにしか居場所がないから…かしら?」

しかし私の口からは案外弱気な言葉がこぼれた
これは真実だ。
私にはもう他に居場所がない…

ルウムの後、肉親を…そして多くの戦友を失った私は
生きる気力と意味を失っていた。
そんな私に「生きる場所」を与えてくれたのがレビル将軍だった


ふと、この部隊の司令官に任命された日の事を思い出した…


『よく戻って来てくれた』
ジャブローのとある一室。
軍に復帰した私はレビル大将に呼び出された。
我が父の古くからの友人であり上官であった将軍。
そして父が命をかけて守った人物…
『しかし…時のたつのは早いものだな。まだまだ子供だと思っていたのに…』
他に人が居ないせいか、将軍はなんのためらいも無くプライベートな話を持ち出した。
『君はお転婆な少女だったよ』
と笑う。
『はい、あの頃はよく遊んでいただきました』
幼い頃から軍人を目指していただけあってか、私は非常に活発な子だった。
将軍にもかなりいたずらをした記憶がある。

…今から思えばとんでもない話なんだけど…

『君にこの部隊を任せる』
そう言うと私にファイルを渡した。
受け取ったそれには配属される人物や装備の一覧が記載されている。
その中にマチルダの名前を見つけ、私は狼狽した。
『将軍、彼女は…』
『ああ、本人の希望だよ。君の話をしたら是非に…と言うんだ。君と彼女は友人なのだろう?』
仕官学校時代の後輩である彼女が一緒というのは正直心強い。
しかし本当にいいのだろうか?
『彼女には関しては他に頼みたい仕事がある。派遣…という形になるが、他に増員も考えている。よろしく頼んだぞ』
『はっ!!』
『少尉…決して死に急いではいかんよ』


将軍の言葉に、私は心の奥を見透かされたような気がした。


「あの捕虜のことなんですが…」
ジャックが話題を変えてきた。
私は我に返る。
「ウォルフ少佐から聞きました」
なるほど…しかし別に隠すことではない。
いつかは皆にばれる事だろうし、話さなければいけない事だと思っていた
ただ、自分の口からはなかなか言い出せなかったのだが…
「で、どう思った?」
ジャックの顔を覗き込む。
「どうって…」
彼の表情が動揺した。
「…いいんですか?司令…」
何がいいのか…明確に聞いてこなかったが、彼の言わんとするところは分かる。
「これが私たちの運命なのよ」
そういうと軽く微笑み、ジャックに背中を見せた。
目頭が熱くなるのを感じる
これ以上、部下である彼に涙を見せるわけには行かない

「司令!!本当の事言ってください。彼のことまだ好きなんでしょう!?」

その言葉はストレートに私の心を貫いた。
体が硬直して動かなくなる。
「自分の心に嘘つかないでください。もう…」
彼の声が震えているのを感じた。
慌てて振り返るとジャックが私の胸に飛び込んでくる。
「もう、そんな辛そうな顔で無理に微笑まないでください…」
ぎゅっと抱きついた腕に力がこもる。

「僕が守ります、司令を守ってみせます」
ありがとう…
私はそう返事すると彼のやわらかな金色の髪をなでた。


「あなたの軍本部への引き渡しは明後日です」
事務的な口調で私はカンザキ中尉にそう告げた。
リドが付き添うと言ってくれたが、今回は自分一人で彼と対峙している。
私の言葉に対して彼はため息をつき、苦笑いを返してきた。
「それが君の出した結論か?」
「ええ…」
彼を軍本部に引き渡せば、どのような処遇に遭うか、想像は難くない。
捕虜の扱いは南極条約で決められているが、
この混乱期にそれがどれだけ守られているか…
おそらく彼も相当ひどい目にあうだろう。
そしてかつての部下である自分もまた、それに巻き込まれるということも分かっていた。
「ひどい女だと思ってもらっても構わないわ」
「…いや、俺が君にしたことを思えば、致し方ない事だと思う」
と、あきらめたような表情でこちらを見上げた

─ 本当に私を騙していただけなの?─

そう口に出しそうになるのをぐっと我慢する。
真実が知りたかった。
しかし…
いまさら本当の事を知ってどうする?
自分に問いかける。
もし彼の言葉が嘘なら…本当に私を愛していてくれていたのなら…

私は彼を解放してしまうかもしれない

ならば…知らない方がいい
そう自分に言い聞かせてぐっと唇を噛んだ。

「なあ…レディ…」
不意に名を呼ばれドキッとする。
やはりこの声で自分の名前を呼ばれると過去のことを思い出す
2人で過ごした幸せな日々…
「なに?」
しかし、彼は何も言ってこない。
ただ真摯な瞳でこちらを見つめてくるだけだ。
思わず視線をそらしてしまう。
(沈黙は苦手だ…)
そう思うと踵を返そうとした。
すると彼がにわかに私の腕をつかむ。

─ えっ?! ─

ふわっと引き寄せられ、彼の胸の中に自分の体が収まるのを感じる。
「やはり…君はいい香りがする…」
耳に優しい穏やかな声と彼のぬくもりは何一つ変わってはいない…
以前のままだ。
ただ今の彼はユキヤ・ミナカワではなくアキラ・カンザキ。
友人でも、ましてや恋人でもない…ジオンの仕官。
つまり自分にとっては敵なのだ。
しかし私は自分の思いに耐え切れず、言葉を発してしまった
「ユキヤっ!!私は…私はあなたが…」
…しかし、この言葉を最後まで言い切ることは出来なかった

基地内に警告音が鳴り響く。

─ 敵襲?! ─
カンザキの顔を見上げようとしたその時…

どうっ!!

鈍い音がして私は腹部に痛みが走るのを感じる。
自分が当身を食らったということがなんとなく分かった。
彼の顔がにじんで見える
「…レディ」
もう一度私の名を呼ぶ。

─ 本当に…すまない ─

そうつぶやいた様な気がした。


「バザーク大佐!!」
マシューが悲鳴のような声を上げる。
「司令にご連絡しろ!」
はい!!とマシューは返事をしたが、いつもはすぐに呼びかけに応じるレディから
なんの反応も無い事を怪訝に思った
「大佐、司令が…」
「今、司令はどちらだ?!」
「確か…独房へ行くとおっしゃっていましたが…」

─ くそっ!! ─

そう内心でつぶやくと、バザークは部屋を飛び出した。
なにかしら嫌な予感がする。
彼もリドからレディとあの捕虜の過去の話を聞いていた。
この運命のいたずらに彼自身も心が痛んだ。
しかし、だれもがレディがカンザキを開放するのではないかと考える中、
彼だけはその様なことは無いと確信していた。ただし…
(奴自ら、脱走することはありえる…)
大尉はきっと彼に心を許しているだろう。
その心の隙を上手く突かれたら…

と、向かう先でにわかに騒がしい物音がする。
上手く聞き取れないが、言い争う声、そして…

乾いた銃声!!

─ ?! ─

バザークはそちらに向かった。
MSの整備デッキに通じる廊下。
そこでアダム曹長が腕から血を流してうずくまっている。
「大丈夫か!?」
弾丸は彼の腕を掠めたようだ。
傷は深くは無いが…思いの他、出血がひどい。
「奴です…逃げられてしまいました」
へへ…と苦笑しながら言う。
この様子だと大丈夫そうだ。
少し安堵する。
が、同時に司令官の事が心配になった。
拘束したときに彼から武器はすべて取り上げている。
ということは今、奴が持っている拳銃は誰かから奪った物だ。
おそらくグラスフォード大尉から…?

彼は傍にいた下士官に曹長の事を任せると、独房へ急いだ。

そして…

そこには彼女が倒れていた。
「司令!!」
とっさに駆け寄る。
ぐったりとしている…が、外傷はなさそうだった。
「しっかりしてください、司令!!グラスフォード大尉!!」
大きくその体を揺さぶると、彼女はうっすらと目を開けた
「あ…」
かすかに声を出す。
すぐにしっかりと目を開けると、あたりを見回した。
大尉が何を探しているのか…考える必要も無い。
「彼は…脱走しました」
その言葉にレディは愕然とした。

『大変です、ガンダムが…』
マシューの声が聞こえる
『司令のガンダムが強奪されました!!』
慌てて起き上がろうとしたが、まだ意識がぼんやりしているせいか上手く立ち上がれない。
「ハロウィン隊を出して。あの機体を奪われる訳にはいかない!!」
とレディが叫ぶ。
「駄目です」
「何故?!」
自分の体を支えてくれているバザークを軽くにらみつけた。
「…曹長が奴に撃たれました」
「えっ…?」
その時初めてレディは自分の護身用の銃が無くなっている事に気がついた。

『俺が行く。あいつにはまだ話さなきゃいけないことがあるんでな』
『僕も行きます!!』
ジムと漆黒のカラーリングを施されたジム・キャノン。
2機のモビルスーツが陸戦型ガンダムを追って出撃した。

─ 続く ─
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この記事へのコメント

はうっ、ジャックたんかわいいかも…。

いよいよ大詰めですね!
次回はリドが死神の舞を!?…って、でも舞ったらアキラやばいじゃん?うーん、どうなるのかな…。

次回も楽しみにしていますので、がんばってくださいね~^^

PS.
大戦2のスターター、私も呉でしたよ^^;でも弓は使えないと聞いていたのでもう1つ買ったら蜀でした。次は魏でスターターコンプか!?と、調子に乗ってもう1つ買ったら呉でした…orz
とりあえずLE横山関羽とLE孔明を引いたので蜀単目指していますが、まだまだカードが足りません。当分群雄伝でカード集めします…。
そのうち全国でLADYさんと戦えるといいなw

  • 03/06/2006
  • わんこ ♦SFo5/nok
  • URL
  • 編集 ]

小説更新お疲れ様ですっ

いよいよ大詰めですね!
リドとユキヤ…どうなっちゃうんでしょう?
続きがとても楽しみです>_<

ちなみに。
ジャックに抱きつかれるレディ大尉(少佐)…
まんま願望じゃないですか?w

わんこさん>
もう、最近リドがお気に入りで…☆
小説でも活躍させちゃおうと思います~!!
アキラ君と友人だった時期があるので、リドにどのように戦わせるか…
考えながら12話執筆中です。

三国志大戦2~☆
ってかLE関羽いいなぁ~!!!!!
横山先生のは是非入手したいものです
大戦はレアの出がガンダムよりいいので、
やっててなんかテンション上がりやすいですよね。
ま、今日もガンダムでレア引きましたが…
「北宋の壷」
…1枚で十分です(汗)

サクラさん>
あのシーンはですね、全国のジャックたん萌え~な女性の願望を形にしてみたんですヨ!(爆笑)
くれぐれも私の願望では…


すんません、私の願望です…

書いてて思ったのが
「ジャックって身長いくつくらいだ?」
…レディ大尉、きっと身長の高い女性なんでしょうね
実物は160センチくらいですが…(苦笑)

リドとアキラの戦いは、過去に友人だった…という設定を作った段階でどうしてもやりたかったシーンなので気合十分で書きますよ~!!
楽しみにしててくださいネ☆

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